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2008
01.01

油絵の道具について (パレットと油壺)

Category: 技法
1.パレット

ご存知の通り絵の具を並べるためのもので、形状も楕円形のものや四角、二つ折りなどがあり、サイズも大型のものから小型のもの、据え置き型など様々な種類があります。どのようなパレットを使うかは個人の好みと使う場所にもよりますが、これから絵を始める人なら、絵の具箱に入る程度の持ち運びが出来るサイズが良いのではないでしょうか。

よく、どちらが表なのか聞かれることがありますが、パレットの穴が右下にくるような状態が表です。この状態で、パレットの穴に左手親指を入れて持ちます。大きなパレットも、親指1本いれておけば保持できるよう、バランスを考えて作られています。残りの指は筆など数本持てるわけですね。ちなみに僕は左利きなので、机に置いて制作しています。裏返しても左利きの人が持ちやすいようには出来ていません。


パレット



新品のパレットの表面は、サット溶き油で拭いてから使うと良いです。使い終わって片付ける時も、ティッシュやボロきれなどでふき取った後、残った溶き油で拭いておくと、パレットもきれいになりますし、使い込むうちに乾性油の成分が付着してツルツルになり使いやすくなります。



2.油壺

油壺は、おちょこ程度の大きさの金属製の小さな容器で、底にクリップのようなものがついています。このクリップでパレットを挟みこむようにして取付します。
油壺には、そろばん型と筒型がありますが、掃除がしやすい筒型がいいと思います。油の状態は大切なので、短期間で使い切るか、マメに油を入れ替えたりするので手入れしやすい方が便利だと思います。そろばん型の形状は、倒れて油をこぼす心配がないそうですが、パレットにクリップでとめるのですから、これもあまり特筆すべき理由にはならないでしょう。
パレットを手に持って使わない場合は、小さな小皿などでも結構です。僕も小皿を愛用したことがありますが、広くて使いやすくて便利です。ただ、フタがついていないので継ぎ足すなどして使われる方には油壺の方がいいかもしれません。

そろばん型
そろばん型


筒型
筒型



3.絵の具の配置

絵を描くときは、油壺を取り付けて絵の具をパレットに置いていきます。絵の具はパレットの縁に沿っておいていき、真ん中は絵の具を混ぜる場所として残しておきます。始めのうちはすべての色をパレットに置くように指導しています。が、なれてきたら必要なものだけパレットに出すようにしてもいいと思います。

あの色使いたいなと思った時に、パレットに色が出ていなかったために、わざわざチューブから出すのも面倒に思って、混色を試さなかったりすることがあります。パレットに全色出しておくことは、勿体無いけれど、色に慣れるというメリットもあるのです。

絵の具が増えてくると全部出すのも意味がないかもしれません。塗る場所使う色が決まっている時などに全部出すのは勿体無いですよね。明らかに使わない色まで出す必要もないですし、いつでもチューブから補充できるのだから、そんなにたくさん出す必要はないのかもしれません。
暖色や寒色の主だった色だけ出しておくという方法もありますし、ほんの微量だけ出してもいいと思います。

並べかたは好みですが、私の場合は、寒色系、暖色系にまとめて色を置くようにしています。自分なりに色を出す位置を決めておくと良いと思います。色相環に沿って虹のように並べている方もいらっしゃいます。例えば、グリーン系、ブルー系、レッド系、イエロー系のように。
絵の具セットの順番どおり並べても良いでしょう。


4.後片付け

絵を描き終わったら、ティッシュやボロきれなどでパレットと油壺をふき取ってキレイにしましょう。パレットの絵の具をティッシュなどで拭い取ったら、油壺に残った溶き油でパレットを拭いてキレイにしましょう。毎回、キレイにふき取ることをオススメします。

よく、画家のパレットで絵の具がゴテゴテ付着しているのを見ることがありますが真似をしてはいけません。あれは横着しているわけではなくて、自分がどんな色を使っているのかという資料になるのだと聞いたことがあります。絵の具の配置やどのようにパレット上に絵の具を広げるかなど、完成された動きがプロの画家にはあるし、頻繁に絵の具を足したりするから使いよく残り固まっているのでしょう。私も一度試してみたことがありましたが、パレットに絵の具がこびりついて取れなくなり、筆は引っかかるし、残っている色はチラチラ気になるし、向いていないと思いました。


後片付けが面倒だという方は、ペーパーパレットというめくって捨てるタイプのパレットもあります。中には、魚のトレイやプラスチック板、パレットにサランラップを被せる人もいました。ただし、使い心地は木製のパレットに劣ります。

ペーパーパレット
ペーパーパレット



パレットを毎回、油壺に残った溶き油で磨き、つやが出て使い込んだ感じになるのは気持ちのいいものです。ひとつの道具を手入れして、大事に使うということはとても大切なことだと思います。



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