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2008
01.01

構図を考えてみよう

Category: 未分類
キチンといい構図が取れていれば描くのも楽しく作業もはかどるのに、構図がうまく決まらないうちに描いていくと、だんだん飽きてしまってイヤになることがあります。構図を考えて描くといいのかもしれないけど、一体何がいいやらどこが悪いやら。構図の良し悪しなんて中々ピンときませんよね。

ある本を読んでいると、自分がいいと思う構図で描くのが結局は良かったりする、みたいなことを書いていたんですが、それって「結局はセンスの問題だよね」って話でしょう。そんなことを言ってたら身もフタもなくなっちゃうので、ここでは構図を考える手がかりとなるものをご紹介しようと思います。

 まず構図の意味を広辞苑で引いてみると、意味のひとつに「絵画・写真などで芸術表現の要素をいろいろに組み合わせて、作品の美的効果を表す手段」とあります。過去の作品を解析したりして、こうしたら良く見えるという一種の経験則のようなものです。

 今回は、その代表的なもの「3分割法」を紹介したいと思います。これは、画面の上下左右を三分割して四つの交点を作ります(図1)。この四つの交点が重要なポイントです。さらに、四隅と交差する対角線に補助線を引きます(図2)。こうして出来た線や交点、図形を参考にしながら構図を考えていきます(図3)。

 ポイントは、3分割法の真ん中に出来た長方形の四隅と補助線との交点(図2の○の部分)に、画面内の主要な要素が引っかかるようにして構図を決めると、適度な動きを伴ったバランスの良い構図を作ることが出来るといわれています。 

(図1)画面の3分割
ScreenHunter_01 Jul. 11 10.11


(図2)図1に補助線を加えたもの
ScreenHunter_02 Jul. 11 10.11


(図3)
ScreenHunter_03 Jul. 11 10.12


 これは、構図になじみのない人が、画面の中央に配置したがるクセを直したり、中央からちょっとズレた構図の練習にも使えるものですし、この手法を利用した画家も多いといわれています。

また、画面を3分の2で区切った場合、その比率は黄金比に近くなります。黄金比とは、長方形の短辺と長辺が、最もバランスのとれた比率のことで、「最も安定して美しい比率」と言われています。このときの短辺と長辺の比率は、1:0.618となります。これに対して3分の2は、1:0.6666と黄金比に近いため、画面に黄金分割の補助線を引いて、それを頼りにものの配置を決めるだけでもそれらしくなるのです。

 では、具体的に見ていきましょう。図1は、画面を3分割したもので、図2は補助線を引いたものです。この線や交点などに、主要な要素がひっかかるようにして構図を決めていきます(図3)。ためしに
ピーテル・ブリューゲルの作品に3分割線を引いてみましょう(図4?図7)。彼が黄金比を意識して描いたか、きちんと調べることができてはいないのですが、水平線や人の配置など、あてはまる点があると思います。

また、余談ですが、名刺サイズやカメラ、タバコ、i-podなども黄金比でデザインされものなんですよ。


(図4)農民の婚宴
ScreenHunter_04 Jul. 11 10.12


(図5)イカロスの墜落のある風景
ScreenHunter_05 Jul. 11 10.12


(図6)怠け者の天国
ScreenHunter_06 Jul. 11 10.13


(図7)バベルの塔
ScreenHunter_07 Jul. 11 10.13





もちろん、機械的にこれにあてはまる作品をつくればいいというわけではありません。
自分なりにどんな構図が良さそうに感じるのか、その叩き台にするといいと思うのです。例えば、不安定な中に動きを見出したい場合や、なにか違和感を感じさせたい時など、黄金比でピタッと描くより、ちょっと崩した方がいいかもしれません。そんな風に、自分の描きたい作品の意図に応じて、いろいろ工夫してみてくださいね。


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コメント
黄金比、面白くてとても勉強になりました!
図の2の補助線って何ですか??
アリスdot 2011.10.27 01:41 | 編集
メール頂いていたんですね。
遅くなってすみません。

くわしくは、改めて記事に書くことにしますね。

黄金分割…ここでは3分割で説明していますが、その目安として線を引いています。

黄金比でつくられた長方形を黄金長方形といいますが、その黄金長方形から正方形の四角を取ると、残られた図形は黄金長方形になります。画面をそのように区切ると、3分割構図の線に近いものが引けると思います。
つまりこの線が黄金比の基準になるわけですね。

ただ、そのまま描くと、知らない間に黄金比率から外れてしまうこともあるので、そうならないために、出来た線の端どうしを結んで補助的に使用しているのです。

説明が複雑になると読む人もややこしく感じるし、話のエッセンスは黄金比と3分割構図なので、本題ではあまりふれませんでしたね。補助線はそれを活用したものといえるでしょう。

余談ですが、画面をまるで網の目のように補助線を引く人もあるようです。それは、人の勝手と言われればそれまでですが、やりすぎると本来の意味を外れて意味を失いかねません。


僕は、3分割構図を基本に考えて、あとは上下左右のバランスを考慮して構図を決定してます。
そのくらいのゆとりで描いたほうがのびのび描けると思いますよ。

いろいろと描いてみてくださいね。











> 黄金比、面白くてとても勉強になりました!
> 図の2の補助線って何ですか??
黄金比
絵画クラブ絵筆 藤松dot 2011.12.14 13:01 | 編集
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