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2013
11.12

彩度について

1.彩度って何?
真っ青な空、真っ赤な薔薇などと言うと、なんだかワクワクするような気分になりますよね。このような色味の豊かさに人は癒されたり、励まされたり・・・良くも悪くも、色は人の感情をゆさぶり、様々に刺激します。色を使う状況にもよりますが、くすんだ色よりも、はっきりとした色を好まれる人の方が多いはずです。

色鮮やかな方が人の心へ訴える力は大きいし、物を見た時は一番ビビットな部分が印象に残っているので、絵を描くときにはつい鮮やかに塗ってしまったり、鮮やかなことはいいことのように感じたりする方も多いと思います。

このような、色の鮮やかさのことを「彩度」といいます。反対に、白や黒、または白と黒を混ぜ合わせたグレーには色味がない、つまり彩度がないので「無彩色」といいます。そして、鮮やかに見える色を彩度が高いといい、白っぽく、または黒っぽく見える色や、くすんで灰色がかって見える色など、無彩色に近づくほど彩度は低くなります。



2.彩度は高い方が良いのか?
彩度は高ければよいというものではなくて、彩度の強い色同士だと色の主張がぶつかってケンカしてしまいます。その結果、色がどぎつくなったり、にぎやかで子供っぽくなったり、なんだか作り物くさくなったりします。

彩度が最も高い色でも、色味によって明度は異なります。例えば、最も彩度の高い黄色と、最も彩度の高い緑とでは、黄色の方が明るく感じられるでしょう。色の強さと明るさは一定ではないので、なにも手を加えないまま塗ってしまうと、調和が乱れて統一感がなくなってしまいます。

よく「チューブから出した色そのままで塗ってはいけない」とか「必ず白かグレーを混色させること」と言われたりしますが、これはチューブから出したままの色は彩度が高いので、調和が取りにくいことを言いたいのだと思います。絵は様々な色を使って織りなすハーモニーですから、白やグレーなどを混色して色の強さを調え、絵全体の調和を取ることのコツを説明しているのだと思います。逆に調和を乱す意図があるなら、彩度の強い色味をぶつけることもありでしょうし、彩度の強い色を絶妙なバランスで配置することも面白いかもしれません。


3.混ぜ合わせとグレー
減法混色の世界では、色の3原色(シアン、マゼンタ、イエロー)を混ぜ合わせると、理論上黒になるといわれています。現実には理論どおりの物体がないので、実際には色味の失われたグレーになるのですが、このことは2つの意味を持っています。

一つは、やみくもに色を混ぜすぎると、色味が無くなって濁ってしまうことを意味しています。「混色は3色まで」と言われたりしますが、色々混ぜることで色味が失われていくことの注意を指して言われた言葉だと思います。

もう一つは、様々なグレーを試してみようということです。
通常、白と黒で作られたグレーには色味がなく、味気のない気がするかもしれません。
そこで、絵に使用している色味を用いてグレーを作れば、ほのかに色味のあるグレーを作ることができます。使用している色味で作られたグレーですから、周囲の色とも調和し、なじむことでしょう。例えば、使用している色がブルーなら、補色であるオレンジを混ぜてグレーを作ればいいし、赤ならグリーン、黄色なら紫を混ぜてグレーを作ります。


補色は、カラーサークルの反対側の色です。青の反対の色はオレンジですが、オレンジは赤と黄色の二次色ですね。つまり、青に補色のオレンジ(赤+黄色)を混ぜるということは、結果として3色混ぜたと同じことになり、グレーが作られることになります。


とまあ、いろいろ書いてきましたが、では、どうすれば色同士がケンカしないで調和がとれた色使いができるのか。次回は明度と彩度を合わせた概念、トーンについて書いてみたいと思います。


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